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予防接種・健康診断

予防接種とは

予防接種の役割

予防接種

予防接種は、感染症にかかりにくくするだけでなく、かかったとしても重症化を防ぐために行う大切な医療です。 とくに高齢の方、糖尿病や関節リウマチなどの持病がある方で、免疫力が低下しているような方では、感染症が重くなりやすいため、予防接種の意義が大きくなります。 高齢の方、糖尿病や慢性腎臓病、心疾患、呼吸器疾患をお持ちの方、リウマチ治療などで免疫力を抑制する薬を使用している方、感染症にかかると重症化しやすいご家族と同居している方には、とくに予防接種をおすすめします。 日本ではインフルエンザワクチンは定期接種に位置づけられており、対象は65歳以上の方、または60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能障害やHIVによる免疫機能障害がある方です。

予防接種をご検討いただきたい方

高齢の方、糖尿病や慢性腎臓病、心疾患、呼吸器疾患をお持ちの方、リウマチ治療などで免疫を調整する薬を使用している方、感染症にかかると重症化しやすいご家族と同居している方には、とくに予防接種をおすすめします。 ワクチンの種類によって、定期接種の対象年齢や基礎疾患の条件が定められているものもあります。

インフルエンザワクチン

インフルエンザワクチンは、インフルエンザの発症や重症化を防ぐためのワクチンです。インフルエンザは、突然の高熱、のどの痛み、せき、鼻水、頭痛、筋肉痛、強いだるさなどを引き起こす感染症です。

多くの場合、1週間ほどで回復しますが、その間の日常生活や社会生活に支障をきたしてしまいます。 さらに高齢の方や基礎疾患のある方では、重症化して肺炎を引き起こしたり、入院治療が必要になったりするリスクもあります。

そのため、ワクチンで予防することをおすすめします。 日本では高齢者インフルエンザワクチンは定期接種に位置づけられており、対象は65歳以上の方、または60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能障害やHIVによる免疫機能障害がある方です。

大田区でも補助が行われていますので詳しくは下記をご参照ください

大田区ホームページ:【接種期間終了】大田区高齢者インフルエンザ定期予防接種

接種の効果は接種後およそ2週間からあらわれ、約5か月持続するとされています。 秋から冬に流行することを踏まえ、一般的には10月から12月中旬ごろまでに接種を済ませておくことが望ましいでしょう。 当院でも、流行期に備えた接種をご案内しています。

新型コロナワクチン

新型コロナワクチンは、新型コロナウイルス感染症の重症化予防を目的として接種されるワクチンです。 新型コロナ感染症は、発熱、咳、のどの痛み、倦怠感などの症状がみられ、重症化すると肺炎や呼吸不全を引き起こす場合があります。

また、後遺症として、だるさや息切れ、味覚・嗅覚の異常などが続いてしまうこともあります。 新型コロナワクチンは、重症化や入院・死亡のリスクを下げるとともに、後遺症も軽減するとされています

令和7年10月から自治体による定期接種を実施しており、対象は65歳以上の方、または60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能障害やHIVによる免疫機能障害があり、日常生活が大きく制限される方です。 大田区でも補助が行われていますので詳しくは下記をご参照ください。

大田区ホームページ:大田区新型コロナウイルス感染症定期予防接種

糖尿病や心血管疾患などの持病がある方では、重症化予防の観点からとくにワクチン接種をおすすめします。

肺炎球菌ワクチン

肺炎球菌ワクチンは、肺炎球菌による肺炎や敗血症などの重い感染症を防ぐためのワクチンです。 肺炎球菌は、通常、鼻や喉(のど)に存在している常在菌ですが、高齢の方や基礎疾患がある方では、体力や免疫力の低下により、肺炎を発症することが少なくありません。

また高齢の方では肺炎が重症化しやすく、死亡原因の上位となっているため、肺炎球菌ワクチンは重要な予防接種の一つと言えます。 高齢者の定期接種の対象は、65歳の方、または60~64歳で心臓・腎臓・呼吸器機能障害やHIVによる免疫機能障害があり、日常生活が大きく制限される方です。

なお、2026年4月から定期接種で用いられるワクチンは、従来の23価のものから、20価のワクチンへ変更されます。 大田区でも補助が行われていますので詳しくは下記をご参照ください

大田区ホームページ:高齢者肺炎球菌ワクチン接種

帯状疱疹ワクチン

帯状疱疹ワクチンは、体内に潜伏している水ぼうそうウイルスが再活性化することで起こる、帯状疱疹やその後の長引く神経痛を防ぐためのワクチンです。免疫力の低下に伴い、50歳以上になると発症率が高くなり、重症化すると失明や難聴、強い後遺症に悩まされることも少なくありません。

そのため、高齢期における生活の質を維持するためにも、帯状疱疹ワクチンは重要な予防接種の一つと言えます。費用を抑えられる安価な「生ワクチン」と、予防効果が高く高価な「シングリックス(不活化ワクチン)」の2種類がありますが、免疫抑制治療中の方は生ワクチンを投与できないため、その点も含めて事前に医師にご相談ください。

なお、対象年齢や接種方法によって定期接種と任意接種に分かれています。大田区でも費用の一部助成が行われていますので、詳細や対象医療機関は下記をご参照ください。

大田区ホームページ:帯状疱疹ワクチン接種(定期・任意接種)

企業健診は、労働安全衛生法に基づいて行われる健康診断で、職場で働く方の健康管理を目的としています。
当院では「雇入れ時健康診断」を実施していますので、お気軽にご相談ください。

健康診断とは

健康診断の役割

健康診断は、自覚症状のない病気や生活習慣病のサインを早めに見つけ、将来の大きな病気を防ぐための大切な機会です。 血圧、血糖、脂質、肝機能、腎機能、尿検査などを通じて、今の体の状態を客観的に把握できます。 とくに高血圧、脂質異常症、糖尿病などは、症状がないまま進み、心筋梗塞や脳卒中、腎障害につながることがあるため、健診の意義はとても大きいと言えます。

特定健診とは

特定健診(特定健康診査)は、主に40~74歳の方を対象に、メタボリックシンドロームに着目して生活習慣病を早期に見つけるための健診で、高齢者医療確保法に基づいて、自治体により行われています。

特定健診では、腹囲、血圧、血糖、脂質などを確認し、必要に応じて特定保健指導につなげることで、将来の糖尿病や心血管疾患の予防を目指します。 体重増加、血圧高値、血糖異常、脂質異常は自覚しにくいため、症状がない段階から受けることが大切です。

当院は大田区の特定健診に対応しています。

詳しくはこちらをご参照ください
大田区ホームページ:特定健康診査

検査項目は、主に以下のようなものです。

  • 問診(既往歴、服薬状況、喫煙、生活習慣 など)
  • 身体計測(身長、体重、BMI、腹囲)
  • 血圧測定
  • 血液検査
    • 脂質(LDL・HDLコレステロール、中性脂肪)
    • 血糖(血糖値、HbA1c など)
    • 肝機能(AST、ALT、γ-GTP など)
    • 腎機能(血清クレアチニン)
    • 尿酸値(血清尿酸)
  • 尿検査(尿糖、尿蛋白、尿潜血 など)
  • 診察(医師の診察)

※必要に応じて 心電図、眼底検査、貧血検査 など(一定の基準の下、医師が必要と認めた場合に実施します)

企業健診とは

企業健診は、労働安全衛生法に基づいて行われる健康診断で、職場で働く方の健康管理を目的としています。 症状がなくても定期的に確認することで、働きながら病気を早期に見つけることができます。 当院では「雇入れ時健康診断」や「定期健康診断」を実施していますので、お気軽にご相談ください。

雇入れ時健診

事業者は常時使用する労働者を雇い入れる際は、その労働者に対して、下記の項目について、医師による健康診断を行わなければなりません(労働安全衛生規則第43条)。

  • 既往歴、業務歴の調査
  • 自覚症状、および他覚症状の有無の検査
  • 身長、体重、視力、聴力の検査、および腹囲の測定
  • 胸部X線検査
  • 血圧の測定
  • 貧血検査(血色素量、赤血球数)
  • 肝機能検査(ALT、AST、γ-GT)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセリド)
  • 血糖検査(空腹時血糖、またはHbA1c)
  • 尿検査(尿中の糖、および蛋白の有無の検査)
  • 心電図検査

健診で異常を指摘されたら

健診で血圧、血糖、コレステロール、尿酸、肝機能、腎機能などの異常を指摘された場合は、放置せず早めに受診することが大切です。 数値の異常は、まだ症状が出ていない生活習慣病や慢性疾患のサインであることがあります。

早い段階で受診し、必要な検査や生活改善、治療につなげることで、将来の合併症予防に役立ちます。 当院では、特定健診や企業健診の結果についてのご相談にも対応し、必要に応じて糖尿病、脂質異常症、高血圧、甲状腺疾患などの精査・治療につなげます。

健診結果が気になっている方、何を受診すればよいかわからない方も、どうぞお気軽にご相談ください。