メディカルダイエット
メディカルダイエットとは
メディカルダイエットとは、単に体重を減らすことだけを目的にするのではなく、医師の管理のもとで、肥満や体重増加に伴う健康リスクを評価しながら、安全に減量を目指す治療です。
体重が増える背景には、食べ過ぎや運動不足だけでなく、体質、食欲の調節、睡眠不足、ストレス、ホルモンバランス、生活習慣病など、さまざまな要因が関わっています。 そのため、自己流の厳しい食事制限だけでは続かなかったり、リバウンドをくり返してしまったりすることも少なくありません。
メディカルダイエットでは、体重、BMI、腹囲、血糖、血圧、脂質、肝機能、腎機能、既往歴、現在の生活習慣などを確認し、その方に合った治療を考えていきます。 基本になるのは、食事療法、運動療法、行動療法ですが、必要に応じて薬物療法を組み合わせることもあります。
当院では、生活習慣病の管理を重視する内科クリニックとして、体重増加や内臓脂肪型肥満にお悩みの方に対し、医学的な視点からメディカルダイエットのご相談をお受けしています。
チルゼパチドとは
チルゼパチドは週1回投与の注射薬です。
GIP受容体とGLP-1受容体の両方に作用する薬剤で、血糖の改善に加えて、食欲を抑えたり、満腹感を得やすくしたりする働きが期待されます。 血糖値が高いときにインスリン分泌を促し、グルカゴン分泌を抑え、さらに胃の内容物が小腸へ送られる速度をゆるやかにすることで、食後血糖の上昇を抑える方向に働きます。
使用方法は通常、少ない用量から開始し、体調や副作用をみながら段階的に増量していきます。 週1回、同じ曜日を目安に皮下注射で使用し、ご自身で注射を行っていただくのが一般的です。 継続にあたっては、体重や食欲の変化だけでなく、血糖、体調、副作用の有無を確認しながら、安全に進めていくことが大切です。
チルゼパチドによる2型糖尿病の治療
チルゼパチド(マンジャロ)は、2型糖尿病の治療薬として保険適用となっている薬剤です。
2型糖尿病では、インスリンが効きにくくなることと、膵臓からのインスリン分泌が追いつかなくなることの両方が関わりますが、とくに肥満、中でも内臓脂肪型肥満がある場合には、インスリン抵抗性が強くなりやすく、血糖コントロールが悪化しやすくなります。 そのため、2型糖尿病では血糖値を下げることだけでなく、体重や内臓脂肪を改善することが非常に重要です。
マンジャロは、血糖改善と体重減少の両面が期待できることから、2型糖尿病の患者さまにとって有力な治療選択肢の一つです。 とくに、肥満を伴う2型糖尿病では、体重が減ることでインスリン抵抗性の改善も期待でき、血糖、血圧、脂質など生活習慣病全体の改善につながる可能性があります。 治療にあたっては、食事療法・運動療法を続けながら、その方の病状や合併症に合わせて安全に使うことが大切です。
肥満症の治療(自費診療)
当院では、保険適用とならない方に対して、自費診療にてチルゼパチド等の糖尿病治療で用いられる薬剤を中心に肥満症治療・メディカルダイエットを行っています。 チルゼパチドによる治療は、ただ体重を落とすためだけのものではなく、体重増加の背景にある食欲のコントロールや代謝の乱れに働きかけながら、健康的な減量を目指す治療です。
こんな方がチルゼパチドによるメディカルダイエットがおすすめです
- 体重増加により血糖値やHbA1cが悪化している方
- 内臓脂肪型肥満を指摘されている方
- 高血圧、脂質異常症、脂肪肝、睡眠時無呼吸症候群などを伴う方
- 食事や運動を見直しても体重管理が難しい方
- 自己流のダイエットでリバウンドをくり返している方
- 膝や腰への負担を減らしたい方
- 医学的なサポートのもとで安全に減量したい方 など
メディカルダイエットの流れ
まず初診では、現在のお悩み、体重の変化、食事内容、運動習慣、睡眠、既往歴、服用中のお薬などを詳しくうかがいます。
次に、体重、BMI、腹囲、血圧に加え、必要に応じて血糖、脂質、肝機能、腎機能などを確認し、体重管理に影響する病気がないかを評価します。 そのうえで、薬物療法が本当に適しているかを判断し、作用や注意点、副作用、費用について十分にご説明したうえで開始します。 治療は少ない用量から始め、体調や副作用をみながら段階的に調整します。 投与方法や注意点も丁寧にご説明します。
治療は少ない用量から始め、体調や副作用をみながら段階的に調整します。 週1回の自己注射が基本となるため、注射の方法や注意点も丁寧にご説明します。
開始後は、体重の変化だけでなく、食欲の変化、消化器症状、血糖値、体調などを確認しながら継続します。
チルゼパチドによる治療の注意点
使用開始後1週間ほどでみられる副作用
使用開始後や増量後の早い時期には、吐き気、胃のむかつき、食欲低下、便秘、下痢、腹部膨満感などの消化器症状がみられることがあります。 これらは比較的よくみられる副作用で、多くは経過とともに軽くなることがありますが、つらい場合には用量調整や治療見直しが必要です。
まれに現れる重篤な副作用
まれではありますが、急性膵炎、胆のう関連障害、重い低血糖、重度の胃腸症状などに注意が必要です。 強い腹痛が続く、背中まで痛む、嘔吐が止まらない、意識がぼんやりするなどの症状がある場合には、早めにご受診ください。
チルゼパチドを使用できない方
- 重い胃腸障害のある方
- 膵炎の既往がある方
- 妊娠中または妊娠希望のある方
- 授乳中の方
- 甲状腺髄様がんの既往または家族歴がある方
- 多発性内分泌腫瘍症2型(MEN2)の方 など
上記のような方では、使用できない、あるいは慎重な判断が必要な場合があります。 使用前には、既往歴や家族歴、現在の体調について詳しく確認させていただきます。
メディカルダイエット開始にあたり、大切なこと
メディカルダイエットで大切なのは、薬だけに頼るのではなく、体重が増えた背景をきちんと見つめ、生活習慣を無理なく整えていくことです。 たとえば、甘い飲み物や間食を減らす、主食の量を見直す、野菜やたんぱく質をしっかりとる、早食いを避ける、歩く時間を増やす、睡眠を整えるといった取り組みが、薬の効果を支える土台になります。
当院では、体重だけを見るのではなく、その背景にある糖代謝異常、内臓脂肪、生活習慣病、睡眠時無呼吸症候群、関節への負担なども含めて総合的に評価します。 糖尿病専門医・総合内科専門医として、見た目のためだけではなく、将来の健康を守るための減量治療を大切にしています。
「やせたいけれど続かない」「健診結果も気になる」「自分に薬物療法が向いているのかわからない」という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
自由診療の場合の費用の一例(要確認)
| マンジャロ2.5mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
| マンジャロ5mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
| マンジャロ7.5mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
| マンジャロ10mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
| マンジャロ12.5mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
| マンジャロ15mg(4本 1か月分) | ¥00,000 |
※すべて税込、初診料は別途となります。
※詳細はご受診時にご案内いたします。
未承認医薬品等であることの明示(要確認)
未承認医薬品等であることの明示
本治療で使用する薬剤(マンジャロ)は、日本医薬品医療機器等法上の医薬品等として認証・承認を得ていない未承認医薬品で、自費診療となります。
入手経路等の明示
国内販売代理店経由で入手しています。
施術に用いる医薬品は、当院医師の判断のもと、個人輸入手続きが行われています。
日本では、未承認医薬品を、医師の責任において使用することができます。
承認を受けていない医薬品・医療機器については「個人輸入において注意すべき医薬品等について」のページをご確認ください。
国内の承認医薬品等の有無の明示
本治療に使用できる同一の性能を有する他の国内承認医薬品はありません(マンジャロは2型糖尿病の治療薬として承認されていますが、肥満治療薬としては承認されていません)。
諸外国における安全性等に係る情報の明示
マンジャロは米国のFDA認証を取得しており、ヨーロッパなどでは肥満治療として承認されています。
そのほか、一般的な注射療法のリスク・副作用・合併症など、使用に伴う個別のリスク以外の重大な副作用の報告はありません。
医薬品副作用被害救済制度について
万が一重篤な副作用が出た場合、国の医薬品副作用被害救済制度等の救済の対象にはなりません。